江戸時代に倉敷市連島町の宝嶋寺の住職で書家だった寂厳が残した作品と地元の小学生による書道の展示が寺の客殿で行われています。
寂厳和上は江戸時代中期に僧侶でありながら書家としても活躍した人物です。
倉敷市連島町にある宝嶋寺の客殿には寂厳がしたためた屏風や掛け軸などの作品およそ20点が展示されています。
宝嶋寺は寂厳が40歳の頃30代目の住職を務めた寺で20年間にわたってここで僧侶のかたわら書家として高く称される作品を残してきました。
今回の展示では宝嶋寺が所蔵する作品に加え寂厳ゆかりの寺などから貴重な作品が集められ披露しています。
こちらは寂厳が亡くなる1年前に書かれた69歳の頃の作品です。
晩年になってからもしなやかな筆さばきだったことをうかがい知ることができます。
この展示は寂厳顕彰会が功績を地域に広めようと、毎年開いています。
寂厳の作品公開に合わせて地元・連島地区の小学生による作品も展示されています。
およそ140点が並び子ども達の力強い作品を楽しむことができます。
また訪れた人にお茶の振る舞いも行われています。
寂厳和上と小学生の作品はあす3日まで倉敷市連島町の宝嶋寺で展示されています。