ことしのノーベル平和賞には被爆者の立場から核兵器廃絶を訴えてきた日本原水爆被害者団体協議会が選ばれました。
その会の倉敷支部・「倉敷被爆者会」では市内の小中学校を訪れ戦争や核兵器の恐ろしさを伝える講演会を開いています。
15日、倉敷市の児島小学校で被爆者が集まる「倉敷被爆者会」のメンバーから被爆体験を聞く平和学習が開かれました。
平和学習には6年生101人が参加し広島県で被爆した豊田冨士子さん94歳から核兵器の恐ろしさや戦争の悲惨さを聞きました。
豊田さんは15歳の時、爆心地から約2キロ離れた女学校の寮で被爆しました。
同級生の捜索や救護をするなか、飢えに苦しんだことや同級生の死を目の当たりにした経験を話し児童たちに戦争の悲惨さを伝えました。
倉敷被爆者会による講演は子どもたちへ戦争の恐ろしさを語り継ぎ平和への意識を持ってもらおうと2008年から行われています。