端午の節句を前に、レトロな五月人形や兜などを展示する催しが、玉野市立中央公民館で開かれています。
この展示は、玉野市宇野の萱晋さん洋子さん夫婦が40年かけて収集した五月人形や兜、博多人形などを多くの人に見てもらおうと開かれました。
会場には江戸時代から昭和にかけて作られた約80点の作品が展示されています。
なかでも貴重なのが江戸時代後期に作られた鎧飾りです。
現代の鎧飾りとは材質や兜の形に違いがあり、江戸時代ののは鶯色の糸が使われているなどの特徴があります。
そのほか、男児の健やかな成長を願う張り子の虎や天神様の名で親しまれている菅原道真を似せて作った博多人形なども展示されています。
萱さんはこれまで20年間桃の節句に合わせて雛人形、端午の節句に合わせて五月人形を地域住民に向けて自宅で披露していましたが、今回の公民館の展示で最後にするということです。
「いにしへの五月人形展」は玉野市立中央公民館で13日(日)まで開かれています。