倉敷市中心市街地活性化協議会がきのう(4日)開かれ来年度から取り組む第4期計画の素案が示されました。
会議では、第3期の活動の総括と来年度から5年間取り組んでいく第4期計画の説明がありました。
倉敷みらい公園の整備や電線の地中化など大規模なハード事業から始まり町家の再生と利活用促進、イベントの開催などソフト事業に取り組んだ第3期までを振り返り歩行者・自転車の通行量の増加や地価の上昇など一定の成果が現れていると説明がありました。
第4期では基本テーマを第1期から続く「世界に誇る伝統文化居心地のよいまちくらしき」に設定したうえで中心市街地の区域に新たに倉敷市芸文館周辺の4ヘクタールを加えました。
文化や芸術の発信拠点となる芸文館を追加し他の施設でのイベントと連携するなどして訪問者の回遊性の向上を目指します。
また、中心部の居住人口や歩行者・自転車の通行量などの具体的な数値目標に新たに来訪者の回遊率を設定しました。
美観地区を訪れた人のうちその周辺のエリアにも足を運んだ人の数を示す数値でイベント開催時の人の流れにも着目していきます。
そして、第4期では官民あわせて66の事業に取り組んでいきます。
新規事業では、町家や古民家を活用しにぎわいの拠点となる新たな施設を整備する法人に1000万円を超える大規模な支援を行います。
この他にもイベントの開催などソフト事業が大半を占めていてこれまで行ってきたハード事業の成果を活用した中心市街地のにぎわいの創出を目指します。
第4期計画は、今後パブリックコメントを募ったうえで来年1月中に国に提出し3月末までの内閣府からの認定を目指します。




