将棋の福間香奈女流六冠が要望した妊娠・出産に関わるタイトル戦の規定変更について説明するため、日本将棋連盟が福間さんの保持するタイトルの一つ・「倉敷藤花戦」を主催する倉敷市を訪問しました。
今日午後4時ごろ、日本将棋連盟の糸谷哲郎常務理事が倉敷市役所を訪問し、倉敷市の伊東香織市長、倉敷市文化振興財団の岡荘一郎理事長に向け説明しました。
日本将棋連盟は、今年4月産前6週間、産後8週間にタイトル戦の日程が重なった場合対局者を変更するという規定を設けました。
これに対し、福間香奈女流六冠が今月(12月)10日に会見を開き規定の変更を求めました。
福間さんは、妊娠中だった2024年2つのタイトル戦で体調不良を理由に不戦敗となっていました。
福間さんの保持するタイトルの一つ・「倉敷藤花戦」を主催する倉敷市と市文化振興財団は福間さんの会見を受け「本人の意思が考慮されておらず個人の尊厳にかかわる問題」として、連盟に要望書を提出しました。
きょうの訪問で将棋連盟は規定の一部を削除することなどを説明しました。
倉敷市はタイトル保持者の地位の保証に向けて対局規定を検討する委員会に市も参加したいとの要望を伝えたということです。




