倉敷市水島地区に残る戦争遺跡、亀島山地下工場を紹介した資料展が、水島支所で開かれています。
亀島山地下工場は、太平洋戦争末期に、飛行機を製造していた三菱重工が、空襲から逃れるために疎開していた跡地です。
資料展を企画したのは、亀島山地下工場跡の研究・保存を進める「亀島山地下工場を語りつぐ会」です。
会場には、戦時中に亀島山に築かれた工場内部の写真パネルをはじめ、敵の飛行機の飛来を知らせる際に鳴らされていた鐘など、貴重な資料、およそ50点が展示されています。
工場内で働いていた人に実際に支給されていた給料袋です。
戦時中の敵国に対する感情や当時の物価などをうかがい知ることができます。
会場を訪れた人は、戦争の悲惨さや平和の大切さを再認識している様子でした。
企画展は、12月6日(金)まで、水島支所で開かれています。