岡山県は、新型コロナの「緊急事態宣言」が13日から「まん延防止等重点措置」に移行するのを受け、対象地域を岡山市と倉敷市、総社市、玉野市、早島町など17市町に決めました。引き続き終日酒類の提供停止や大型商業施設の営業時間短縮を求めます。
岡山県庁できょう(10日)開かれた新型コロナウイルス対策本部会議で対応を協議しました。この中で今月2日から8日までの県内の感染状況の報告があり、10万人あたりの新規陽性者数は、45・77人で、前の週と比べて26人減り、療養者数も62・12人で28人減っていますが、依然としてステージ4相当です。総合的判断でも「ステージ4」の状態にあるとして13日からの方針を決めました。対象地域は、前回8月の「まん延防止等重点措置」での岡山市と倉敷市に加えて今回は、総社市や玉野市、早島町のほか、津山市、浅口市など合わせて17市町になります。
措置区域となる17市町では、現在の「緊急事態宣言」に引き続き飲食店などは午後8時までの営業時間短縮を継続し、酒類の提供は終日行わないよう求めます。要請に従った店舗や施設などには協力金が支払われます。ショピングセンターや百貨店などの集客施設に対して午後8時までの営業時間短縮を要請します。期間は今月30日までです。
高梁市や新見市など措置区域以外は引き続き飲食店の午後8時までの営業時間短縮は求めるものの、酒類の提供は午後7時まで可能になるなど一部緩和します。県の施設は引き続いて休館することや県主催のイベントは原則中止・延期することを決めました。
このほか、最近放課後児童クラブなどで相次いでクラスターが
発生したことから教室内での食事の際の仕切りや児童の間の距離の確保など感染対策の徹底を求めています。
倉敷市も対策本部会議を開き、まん延防止等重点措置に移行した13日以降も公共施設の臨時休館と利用制限を今月30日まで延長することを決めました。図書館も貸出・返却の窓口業務のみとなります。
このほか、大原美術館が、臨時休館を27日まで延長すると発表しました。