瀬戸内国際芸術祭の夏会期がきょう開幕しました。
会場の一つ、宇野港周辺には新たに2つの作品が登場しています。
まず一つ目は、玉野競輪場すぐ横の日ノ出公園にあるこちらの作品。
金氏徹平さんの「S.F.(Seaside Friction)」です。
高さ約4メートルの箱型彫刻作品と2つの平面作品が、ヤシの木の間に鮮やかに点在します。
作品の本体であるカラフルな板は、玉野競輪場で使われていた椅子です。
そのほかにも、競輪選手の肖像画やランプなど、改修工事ででてきた素材を使いユニークな作品に仕上げています。
続いては、宇野港の宇高連絡船遺構付近に建つアイシャ・エルクメンの「本州から見た四国」です。
宇野港の、向かいにある四国の形を金属製パイプを使って一本の線で描きました。
晴れた日には、瀬戸内の海や島々とその上に浮かぶ青空に切り取られた四国が楽しめます。
瀬戸内国際芸術祭の夏会期は9月4日までです。
また、春会期の来場者数は全体では前回の6割程度となりましたが、宇野港周辺は増加しています。