倉敷市のJFEスチール西日本製鉄所で、親子を対象にした工場見学会が開かれました。
JFEスチールの親子見学会は、例年春・夏・冬休みの年3回開いていましたが、新型コロナの影響で2020年春から開催を見合わせていました。
今年の夏は1回当たりの参加者を90人から40人に減らすなど、感染対策をとって2年半ぶりに実施しました。
参加した小学生と保護者は、製鉄所について説明を受けた後、2台のバスに分かれて東京ドーム240個分の広さを誇る工場の中を見学しました。
途中、バスを降りて立ち寄ったのは、熱延工場です。
ここでは、加熱炉で1000℃以上に熱せられた真っ赤な鉄の塊を、圧延機で薄く延ばし、鉄板にする作業をしています。
勢いよく滑り流される板状の鉄。
豪快に噴射される水。
沸き立つ水蒸気。
耳をふさぐほどのボリュームです。
工場の中は40℃以上。
熱気あふれるものづくりの現場に、子どもたちだけでなく、保護者も興味深く見入っていました。
工場見学を終えた後、参加者は展示ホール「鉄の学び館」も見学しました。
JFEスチール西日本製鉄所によると、今回の参加者は4日間でおよそ300人ということです。また、冬休みも工場見学会を計画したい考えです。