倉敷市の新しい学校給食共同調理場が山陽ハイツの跡地に完成しました。
2学期から市内の小中学校12校7300食分の給食を調理します。
倉敷学校給食共同調理場は、倉敷市有(ある)城(き)の山陽ハイツグラウンド跡地に、鉄骨2階建て、延べ床面積4482平方メートルの規模で整備されました。
倉敷地区の小学校10校、中学校2校の給食をここで作り、各学校へ届けます。
汁物や煮物、炒め物を調理する部屋には、一度に1000食作れる釜を15個備えています。
その隣には、フライヤー2台、オーブン4台などが並ぶ揚げ物、焼き物、蒸し物の調理室があります。
和え物の調理室では、釜で熱を加えた食材をすぐに冷やせる設備で温度管理を徹底し、食中毒の発生を防ぎます。
食物アレルギー対応の給食を作る部屋もあります。
今年度は60食を提供予定です。
容器に詰められた料理は、学校ごとのコンテナに分けられ、温かい、冷たいまま届けられます。
倉敷の調理場では、民間企業に15年間運営を委託します。
2学期が始まる次の日の8月27日から給食を提供する予定です。
この調理場の特徴はもう一つ、建物の立地にあります。
来年夏の完成を目指して整備されている都市防災公園は、災害が起きた時の一時的な避難場所として活用されます。
隣り合う防災備蓄倉庫との連携で、いざという時の対応を充実させます。
なお、倉敷市では児島地区で来年夏をめどに共同調理場を整備し、周辺17校の給食を提供する予定です。