小学校が夏休みに入って10日ほど経ちました。
総社市の昭和公民館では、小学生が工作を通じて学ぶ実験教室が開かれました。
夏休みに毎年開かれている実験教室には、総社市内の小学生18人と保護者などが参加しました。
講師は、くらしき作陽大学子ども教育学科の横山昌弘教授が務め、まずはシュート棒を作ります。
これは、丸めた紙が元に戻ろうとする性質を使い、伸び縮みを楽しむおもちゃです。
さっそく模造紙を細長く切り、割り箸に貼って巻き付けます。
巻き付ける前に重要なのが、動きが滑らかになるよう片面に「ろう」を塗ること。
さらに裏面は濡れタオルで湿らせることです。
濡れた状態で丸めると乾いた時に形がキープされます。
電子レンジで乾燥させると、勢いよく伸びるシュート棒が出来上がりました。
次に作ったのは、「竹とんぼ」ならぬ「プラとんぼ」。
プラスチック製のファイルを羽の形に切って折り曲げ、竹串に刺すと完成です。
羽が風を受ける方向に回すと高く飛ばすことができます。
子どもたちは身近な素材で様々な性質を楽しく学んでいました。
昭和公民館では、あすから3回にわたって絵画教室が開かれる予定です。