一般のドライバーが自家用車で客を運ぶ「ライドシェア」の仕組みで、高齢者の買い物などの移動を支援する活動が、総社市で始まりました。
「総社市版ライドシェア」の第1号として運行を始めたのは、三須桃山団地の住民グループ「買援隊」です。
6年前から10人ほどの住民を対象にボランティアで買い物などの移動支援を行っていましたが、今回、乗客から料金を徴収する「ライドシェア」の仕組みを取り入れることにしました。
総社市は、運営するグループに対して運行1回あたり1450円の自動車保険料を負担するほか、ドライブレコーダー、アルコール検知器を貸し出すなどの支援をします。
初日は70代から90代の住民7人が自家用車3台に分かれて、団地から1.5km先のスーパーマーケットへ向かいました。
総社市では住民の移動手段として、2011年から予約制乗り合いタクシー「雪舟くん」を運行し、一日180人前後が利用していますが、ライドシェアではさらなる利便性の向上を図ります。
三須桃山団地の「買援隊」によるライドシェアは、スーパーの買い物で週1回運行し、乗客の自宅の玄関まで、荷物の積み下ろしをドライバーが手伝います。
1000円の会費を払えば半年の間何度でも利用できます。
総社市版ライドシェアの運行は、来月までに富原、福谷地区でも始まるということです。