倉敷市立自然史博物館では新しく収蔵した昆虫の標本展が開かれています。
新しく収蔵したのは福岡県出身で航海士だった故 中山 一郎さんのコレクションと岡山市在住の間野 幹男さんのコレクション合わせて5570点です。
中山さんは大型国際貨物船の航海士として世界中を巡る中で趣味として世界中の昆虫標本を収集していました。
体長が最大で20センチほどに達する世界最大のカブトムシヘラクレスオオカブトをはじめとした大型で美しい種類を中心に採集していて、豪華な標本箱が並びます。
美しい青色が目を惹くのは南米に生息しているモルフォチョウです。
このチョウの羽は、色素がない特殊な構造をしていて標本にしても永久に色あせることがないそうです。
一方、岡山市内で農家を営んでいた間野さんは県内に生息する昆虫を中心にコレクションを作りあげました。
県内では絶滅したとされるチョウヒョウモンモドキや現在、絶滅危惧種となっているオオクワガタなど貴重な昆虫の姿を数多く見ることができます。
倉敷市立自然史博物館の新着資料展〈昆虫 前期〉は来月5日(水)まで開かれています。