西日本豪雨災害での体験を振り返り後悔と反省を教訓にした被災体験から学ぶメッセージ動画が完成し、試写会が行われました。
この動画は、国土交通省高梁川・小田川緊急治水対策河川事務所が制作しました。
動画では、住民主体で地域の防災活動に積極的に取り組む5つの団体の代表者など6人が「まさか」が「現実」となった災害当時の状況を語り、それぞれの被災体験から生まれた支援活動や防災活動について紹介されています。
箭田地区まちづくり推進協議会事務局長の守屋 美雪さんは、「真備町の水害の歴史を学んできたが、一人暮らしの隣人の家族の連絡先を知らなかった。
本当に必要な『備え』ができていなかった」と当時を振り返り、「備える」「伝える」「逃げる」ことの大切さを語っています。
また、小規模多機能ホーム「ぶどうの家」代表の津田 由起子さんは「最後は人と人。
助けてと言える関係性のある地域づくりが必要」と訴えました。
動画は、国土交通省高梁川・小田川緊急治水対策河川事務所のホームページで順次公開されるほか、DVDにして真備町内外に無料配布される予定です。
また、今後メッセージ動画のシリーズ化を検討し、防災教育の充実につなげたいとしています。