倉敷中央病院が医師や看護師が同乗する「ドクターカー」を買い替えるための費用をクラウドファンディングで募ります。
倉敷中央病院で開かれた記者会見で山形専院長など関係者が発表しました。
倉敷中央病院では40年前に循環器専門のドクターカー導入し、現在を4台所有しています。
そのうちの1台が、17年間で34万キロの走行距離となり、耐用年数を超えるため買い替えが決まりました。
しかし、新型コロナの影響で入院患者、外来患者が減少し、医療収支が赤字となっている状況から今回、クラウドファンディングで購入資金を募集することになりました。
ドクターカーは、医師や看護師が同乗し、車内には、除細動器や人工呼吸器などを備え、一般的な救急車に比べ高度な医療ができる体制になっています。
そのため搬送後ただちに緊急の治療ができるほか、搬送中の急変にも対応できるなどのメリットがあります。
クラウドファンディングでは購入費用の約60%にあたる1000万円の寄付を募集し、新しいドクターカー購入費に充てられます。
クラウドファンディングの期間は9月30日までとなっています。