豪華絢爛な花嫁行列が白壁の街を美しく彩ります。
倉敷美観地区できょう(12日)公開結婚式が行われました。
この日結婚式を行ったのは、新郎・三宅良太さんと、新婦・宗長千咲穂さんです。
倉敷物語館を出発し、新郎新婦の親族や友人およそ50人とともに、倉敷川沿いを練り歩きました。
阿智神社雅楽部による篳篥と笛の生演奏が白壁の街に響く中、紋付姿の新郎と、色打掛を身にまとった新婦は、笑顔で歩みを進めました。
観光客は花嫁行列の登場に、手を振って祝福。
美観地区が和やかな空気に包まれました。
この公開結婚式は、倉敷を拠点に婚活支援を手がけるNPO法人倉Koi実行委員会が、若者の結婚意識向上などを目的に実施しています。
応募のあった新婚カップルの中から選ばれた二人に、花嫁行列と人前結婚式のセレモニーを主催者がプレゼントするというものです。
観光客なども見守る中で、二人が誓いの盃を交わし、永遠の幸せを誓いました。
三宅さん、宗長さん夫妻は、新型コロナ感染拡大の影響で結婚式を一度キャンセルした経緯があり、今回晴れの舞台がプレゼントされ、喜びもひとしおです。
最後にお菓子を撒いて、2人の新たな門出を見守った人たちに幸せをおすそ分けしました。
倉敷美観地区での公開結婚式は2013年から行っていて、今年10年目を迎えました。
この日はもう一組のカップルが公開結婚式を執り行ったということです。