玉野市の宇野港一帯で大きな船と海の魅力を感じる大型イベントたまの港フェスティバルが18日・19日の2日間開かれました。
港フェスティバル初登場の「ちはや」は、大阪府の金剛山中腹にあった山城「千早城」から名付けられ、この船が2代目です。
全長128m、幅20mの大型船で、海上自衛隊呉基地に所属しています。
潜水艦救難艦の中央にそびえるカプセルのような形の船は海の深いところまで潜れる救難艇です。
全長は12.4m、幅は3.2mあります。
どれくらい深く潜れるかは公表されていません。
この救難艇の操縦士友次浩二さんによると、船の中はものすごく狭いそうです。
この船には最大で126人が乗ってさまざまな任務にあたっています。
港フェスティバルのちはや一般公開では、乗組員が総出で対応。
大きさや機能、役割について詳しく説明しました。
玉野市の造船所で作られ、24年前に引き渡された「ちはや」。
港フェスティバルの会場で、今回初めて「里帰り」を果たしました。
たまの港フェスティバルでは、船や海に関するイベントが盛りだくさんです。
海上保安庁の巡視艇や豪華客船、タンカーなど大型船がずらり。
これはすべて模型です。
岡山船舶模型クラブのメンバーなどが手掛けたものです。
ボトルシップの製作実演も注目を集めました。
一方こちらは、カニやヒトデなど、瀬戸内海に生息する約10種類の海の生き物を触ることができるタッチングプールです。
ナマコもギュッとつかめます。
また、玉野のご当地グルメ「たまの温玉めし」をはじめ、日生のカキオコや笠岡ラーメンなど瀬戸内のグルメが大集合です。
中でも、小豆島・土庄町のブースは、7年ぶりの登場。
鉄板の上に乗せたのは、凍らせたそうめんです。
そうめんをバンズに、中にベーコンエッグを挟んだハンバーガーです。
会場に数多く並んだブースの中で、今回初めての登場が、こちらです。
カードゲーム「UNO」を宇野港で楽しむというものです。
船と海をバックに潮風に揺られながらのカードゲーム。
意外と盛り上がったようです。
今年も船と港をテーマに、玉野の魅力を多くの人が感じる2日間となりました。