地域の民話を語り伝承する県内のグループや個人が所属する「岡山県語りのネットワーク」が、発足15周年を記念して交流会を開きました。
15周年記念全体交流会には、名誉会長の立石憲利さんを始めとした会員や片岡聡一総社市長などおよそ90人が出席しました。
岡山県語りのネットワークは、県内の語り手や語りグループの交流・発展を図ろうと2008年に設立されました。
現在は、備前、備中、美作地域の27団体と個人5人が所属しています。
この日は、そのうち6つのグループから代表者がそれぞれ民話を語りました。
吉備路伝説を語る会の槇枝富美子さんが披露したのは、「狼のまゆ毛」です。
人に騙され絶望した主人公がオオカミに食い殺してもらおうとしたところ、不思議な力があるオオカミのまゆ毛をもらい人の本質を見極められるようになります。
また式では、おととし総社市の重要文化財に指定された「総社市の昔話」を収録したDVDが総社市から語りのネットワークへ贈られたほか、ゲスト公演として山形県出身で30年以上語り手活動を続ける多勢久美子さんの語りが披露されました。
総社市が制作した「総社市の昔話」のDVDの映像は、総社市観光YouTubeチャンネルでも見ることが出来ます。